5月18日(金)のMDMは、原顧問による「交通事故防止・ストーカー対策」についての講演でした。
煽り運転や高齢者による交通事故、女性を狙ったストーカー事件は、身近に潜む社会問題となっています。今回のMDMでは、このような事件の被害者、加害者にならないために、警察OBでもある原顧問に防止策と対策について講演していただきました。
会場には約60名の社員が参加し、真剣に話に聞き入っていました。
下記に開催された講演の内容を抜粋して掲載いたします。
■ 交通事故防止対策について
◆ 宮崎県の交通事故の概要
平成29年度の県内の交通事故は、8,293件、死者42人、負傷者9,251人と、平成28年度より大幅に減少しましたが、脇見などの漫然運転による事故は7割を占め、飲酒運転による事故も後を絶たず、高齢者による事故の割合が過去最高となるなど、交通情勢は厳しい状況です。
◆ 宮崎県の事故発生に多い特徴
時間帯:17時から19時
場 所:交差点、直線道路
形 態:追突、出合い頭
年 代:65歳以上の高齢者、20歳代の若者
原 因:前方不注意、安全不確認
◆ 事故を未然に防止するために必要なことは?
危険が発生した時でも安全に停車できる速度と車間距離をとる。
急な割り込みや幅寄せなど行わない。
煽り運転をされ危険を感じた場合、安全な場所に避難して110番通報する。
◆ ゆとり車間距離「0102(ゼロイチゼロニ)」運動を実践しましょう!
車間距離の目安は「2秒以上」です。最低2秒以上の車間距離をとっていないと危険を回避できません。2秒の測り方は、前を走行する車が電柱など目印となる物を通過した時に、0、1、0、2(ゼロイチゼロニ)と数え終わったときに自分の車がその目印を通過した時となります。因みに0を二つ数えるのは1、2(イチニ)では2秒に短くなるためです。皆さん実際に秒針を見ながら確かめてみてください。
運転する際は、これらのことを意識して安全運転を心がけましょう!
■ストーカー対策について
ストーカー行為とは、特定の人に「恋愛感情など好意の感情」を持ち「それが満たされなかったことに対する怨恨の感情」を満たす目的で次の行為を反復して行うことです。
つきまとい、待ち伏せ、押し掛け、うろつき
監視していることを告げる
面会、交際を強要する
乱暴な言葉で怒鳴りつける、メールする
無言電話、メール、LINEを繰り返す
動物の死体や生ゴミなどを自宅に投棄する
名誉を傷つけるような内容を告げる
わいせつな写真を送り付ける、卑猥な言葉を告げる
もし、このような行為をされていると感じたときは、警察に相談してください。
我慢していると、ストーカー行為はますますエスカレートするそうです。
いつ降りかかるか分からない、身近に潜む危険は本当に怖いものですね。
原顧問の講演は、前回の「架空請求詐欺について」に続いて4回目となります。
MDMについての資料(過去の開催分含む)は下記のフォルダに保管しています。ぜひ、ご覧ください!